「HandBrakeの使い方」HandBrakeでブルーレイ・DVD・動画をMP4に変換する方法
- 香取 環
- 2022-01-05
HandBrakeを使えば、お気に入りのブルーレイ・DVDをリッピングして、中の動画ファイルを汎用性高いMP4に変換して、パソコン、スマホやタブレットなどのデバイスに取り込んで再生させることができます。無料オーペンソースとして、WindowsとMacとも対応できるHandBrakeは今でも多く使われています。
しかし、HandBrakeは日本語化されたバージョンが随分古くて、インターフェースの上で必要なツールが全て備えると言っても、様々なオプションの使い方が分からなくて迷っている人多いでしょう。特に初心者にとっては大変迷惑をかけます。そこで今回は、HandBrake日本語版の使い方をまとめてみました。HandBrakeでブルーレイ・DVDをコピーして、動画を高画質でMP4に変換したいならぜひこの記事をご参考ください。
HandBrakeの代替ソフト~VideoByte BD-DVD リッピング
HandBrakeが日本語化できない、またはHandBrakeでうまくDVDをコピー・変換できない時のおすすめの対処策として、代わりになる「VideoByte BD-DVDリッピング」をお試しに!
HandBrake日本語版をダウンロード
日本語化されていたHandBrakeの最新版をまだ入手していない場合、まず下のリンクからHandBrake日本語版をダウンロードしてインストールしてください。
HandBrake日本語版の使い方①:インターフェースの構造解説
HandBrakeをダウンロード・インストールした後、初期状態で起動すると以下のような画面が表示します。
メニューバー
「ファイル(F)」「ツール(T)」「プリセット(P)」「ヘルプ(H)」 で構成されているメニューバーには、オプション設定、ソフト終了、プリセット設定などの機能が用意されています。
ツールバー
HandBrakeのツールバーにある様々な機能を表示するオプションを順次に説明します。
・変換元: 変換元となる動画ファイルを追加します。
・変換開始: ファイルのエンコード処理を開始します。
・キューに追加: 現在表示しているエンコード設定をキューに追加します。
・キューの表示: エンコードリストを表示します。
・プレビュー: 変換後の動画がプレビュー表示されます。
・履歴ウィンドウ: 現在の進捗状況、または完了ログなどを表示します。
対象ボックス
変換元となる動画ファイルのタイトル、アングル、チャプターや再生時間を表示する部分です。
保存先ボックス
ここでは、変換後の保存先と出力ファイル名を指定することができます。
プリセットボックス
HandBrakeの右にあるウィンドウは、プリセットボックスで、iPhone、iPadといった各種のデバイス向けのプリセットを配置することができます。
HandBrakeのインターフェースはちょっと複雑がゆえに、初心者が使いこなすまでに練習が必要で、時間がかかります。中級者~プロ向けの動画エンコードソフトです。 「VideoByte BD-DVDリッピング」 はインターフェースが簡潔で、初心者に最適です。
HandBrake日本語版の使い方②:ブルーレイ・DVDをコピーしてMP4に変換
次からは、ブルーレイ・DVDディスク中の動画ファイルをスマホなどのお持ちのデバイスに対応するMP4形式に変換する方法を説明します。HandBrakeはWindowsとMacに対応できますが、本記事ではWindows版を例にして説明します。MacでHandBrakeを使うなら、以下の記事をご参考ください。
HandBrakeでコピーガードが解除できない?
もう一つ注意すべき点は、HandBrakeは自作のブルーレイ・DVDのコピーのみに対応し、コピーガードが掛かっている市販・レンタルブルーレイ・DVDのコピーや変換に対応できません。
というわけで、HandBrakeでコピーガードが解除できない対処法として、コピーガード解除機能がある「VideoByte BD-DVDリッピング」を利用するのがおすすめです。コピーガードで保護されるブルーレイ・DVDを簡単に変換できます。
VideoByte BD-DVDリッピングでDVD・BDをコピー・変換する方法
HandBrakeを利用して、Blu-ray・DVDのコピー、または動画ファイルの形式変換を行いたい方は、以下の手順に従えば簡単に実現できます。
ステップ1、ブルーレイ・DVDディスクや動画ファイルを追加
HandBrakeを起動して、ツールバーの 「変換元」 からディスクか動画ファイルを追加します。複数の動画ファイルがある場合は、 「タイトル」 のリストから変換するソースを指定します。
ステップ2、保存先を指定
そして 「保存先」 をクリックして、変換する動画ファイルの保存先を設定します。
ステップ3、プリセットを選択
お好きな動画ファイルをiPhoneなどのデバイスで再生できる特定の形式に変換する場合では、右側にある 「プリセットボックス」 から 「Apple」>「iPhone & iPod Touch」 を選択すればいいです。一般的には、 「Normal」 を選択してもいいです。
ステップ4、保存したいコンテナ形式を選択
HandBrakeには 「MP4 File」、「MKV File」 という二つの選択肢が用意されています。一般的には、 「MP4 File」 を選択します。ブルーレイ・DVDの動画ファイルの字幕トラックのみ抽出するには、 「MKV File」 を選択するのがおすすめです。
ステップ5、パラメーターを設定
続いて、HandBrakeの設定欄で 「動画」 などいくつかの設定タブがあり、ユーザー毎の用途によって使い分けることができます。高画質でブルーレイ・DVD・動画ファイルを変換するには、以下のおすすめの設定を参照して、パラメーターを詳細に設定しましょう。
サイズ:「クロッピング」 でカスタマイズにチェックを入れ、上下左右の値を全て0にします。
フィルター: 古い動画ファイルであれば、 「ノイズ除去」 にチェックを入れます。
動画タグ:「コーデック」 で 「H.264(x264)」 を選択し、 「フレームレート(FPS)」 で 「Same as source」 を選択します。品質の方はRFの値が20前後に設定すればいいです。
他の動画サイズや字幕などの設定を以下の関連記事をご参考ください。HandBrakeの各種の設定を徹底的に解説してくれます。
ステップ6、出力形式をMP4に設定
そして、出力設定ボックスで変換したい動画ファイルの出力形式をMP4に設定し、ファイル名を変更します。
ステップ7、ブルーレイ・DVD・動画ファイルのコピーや変換を開始 設定が終了したら、最後にメニューの 「変換開始」 をクリックしてエンコードを開始します。
HandBrake日本語版の使い方③:動画圧縮の方法
次は、HandBrakeに搭載されている動画圧縮機能で動画を圧縮する方法を説明します。
ステップ1、 ツールバーの 「変換元」 をクリックし、圧縮したい動画ファイルを指定して、HandBrakeに取り込みます。
スッテプ2、「寸法」 タブ内の 「幅」 と 「高さ」 で自由に解像度を調整します。アスペクト比のチェックを外すと、自由にサイズを小さく変更できます。タテヨコの数値は連動しないため、テヨコ両方の指定が必要となります。変換後の動画サイズはディスプレイサイズのところに確認できます。
ヒント: 動画ファイルを圧縮して、YouTube、Instagram、ニコニコ、Twitterなどにアップロードしようとしたら、 「ウェブ用に最適化」 にチェック入れる必要があります。
ステップ3、 最後は、ツールバーの 「変換開始」 ボタンをクリックして、HandBrakeで動画ファイルを圧縮することを開始します。
HandBrake日本語版の使い方④:字幕トラックの追加
HandBrakeで日本語や英語などの字幕を追加する場合は、画面中段にある 「サブタイトル/字幕」 タブを選択します。 「トラックの追加」 のドロップダウンリストから 「新しいトラックの追加」 を選択して、字幕トラックを追加します。再生開始時に指定したトラックが表示されるようになります。
HandBrakeで字幕が出ない、文字化けした時の対処法
HandBrakeでDVDを変換しましたが、字幕が出ない原因は何でしょうか。実は、HandBrake はVOBSUB、PGS、Closed Caption(CC)、SRT、SSAという5つの字幕フォーマットしか対応できないため、他のフォーマットの字幕を動画ファイルに追加すると、字幕が出ない状況になります。
その時、対処法として、HandBrakeより機能がずっと優れている別のソフトを試してみましょう。例えば、「VideoByte BD-DVDリッピング」はBD/DVDの変換、字幕や音声トラックの追加という機能を揃った以上、HandBrakeより豊富な機能も備わっている便利なソフトです。使いやすくて、初心者に強くおすすめします。
以上は、HandBrakeでブルーレイ・DVDをコピーしてMP4に変換する方法、動画ファイルを圧縮する方法または字幕トラックを追加する方法を含むHandBrakeの使い方を詳しく紹介しました。お役に立てれば幸いです。