【日本語版】DVD Decrypterでコピー・書き込みの使い方(最新)
- 香取 環
- 2023-11-07
DVD DecrypterはDVDのコピー・書き込みの専門ソフトとして、2006年で開発停止した後でも、なお世界中のDVD愛好家から愛用されています。元々日本語が対応していないこのソフトに不便と感じている方もいるでしょうが、本文はDVDデクリプターの日本語版無料ダウンロードの仕方を紹介します。このソフトを利用して、DVDのコピー・書き込みをする手順も公開します。最後には開発停止したことに、DVDコピーガードの解除できない問題や、最新バージョンのOSが非対応でエラー頻発する状況に困っている方に、同レベルの実力を持ったDVD Decrypterの代替フリーソフトも紹介します。

日本語非対応でも大人気!コピー・書き込み専門家のDVD Decrypterとは?
DVD DecrypterはWindows専用のDVDリッピングフリーソフトです。DVDコピーガードが施されているディスクの保護を解除して、自由にDVDのバックアップを実現できます。ほかにもDVDからISOファイルに作成して、空のDVDに書き込む機能や、リージョンコード変更ツール、ユーザ操作禁止項目除去ツールなどが利用できます。2006年に開発停止となりましたが、ソフト自体の高完成度と操作性から、今でも多くの人がDVDのコピーや書き込みに利用されています。本来は英語のコピーソフトですが、日本ユーザーが自主的に開発した日本語版が利用可能になって、より一層の注目を集めていました。
DVD Decrypterには3つのメインモードがあります。
- FILEモード: DVDの全内容をコピーし、DVDフォルダとして保存する
- IFOモード:DVDの主要なチャプターを自動的に選択する(変更可)
- ISOモード: 読み込みモード、DVDをISOイメージに変換する。書き込みモード、ISOイメージをDVDディスクに書き込む
しかし残念ですが、DVDデクリプターと反して、コピーガード技術は日々更新していますので、新しいDVDコピーガード技術が施されたものは解除できません。また、新しいWindowsバージョン、Windows10及びWindows11の最適化がされなくて、DVDのコピーや書き込みの途中にエラーが発生して、公式からの技術サポートもなく解決しないままになりがちと言われています。
- 古い市販DVDやレンタルDVDのコピーガードを簡単に解除する
- DVDのオリジナル品質を維持したままコピー可能
- カットやエンコード(圧縮)などの簡単な編集機能が対応
- CPRM、CPPM、ARccOSのような新しいコピーガードに対応できない
- Windows 7以降のOSは動作中にエラーが発生する可能性がある
- 開発停止したため、技術問題サポートは非対応
- MacOSでDVDコピーをしたい場合は代替のソフトが必要
DVD Decrypterの日本語版を無料でダウンロードする方法
DVD Decrypterは日本語バージョンが提供していないため、不便と感じて日本語版を求める方は多くあります。そんな人たちのために動いた有志者は、DVDデクリプターの日本語化ファイルを開発して、無料に公開しました。本章はその日本語化ファイルの使い方について解説いたします。日本語版をインストールするには、英語版のDVD Decrypterが必要です。
ここをクリックして英語版のDVD Decrypterはダウンロードが始まります。(ファイル提供元:fileforum)
ステップ1、「DVD Decrypter 3.5.4.0 日本語化ファイル」をダウンロードして、解凍したフォルダーから「ddec3540_jp.exe」起動する。(ファイル提供元:日本語化工房)

ステップ2、ここからは2つの確認画面が出現します。確認して、次に進みます。

ステップ3、英語版のDVD Decrypterのインストール先を指定します。デフォルトで検出しますが、違った場合は「参照」をクリックして、正しいフォルダーを選択しましょう。「OK」をクリックしたら、日本語版のインストールが開始します。終了したら、DVD Decrypterの画面表記が日本語になったのを確認して完了です。

DVD DecrypterはWindows10/11で動作するか?
日本語版DVDデクリプターの使い方説明
DVD Decrypterでディスクのコピーをする
ステップ1、まずはコピーしたいDVDを入れます。そして、DVDデクリプターを実行します。ディスクの内容を全コピーしたい場合は「FILEモード」、好きなチャプターだけの場合は「IFOモード」を選択しましょう。

ステップ2、「入力元」からディスクを挿入したドライブを選択します。「出力先」からコピーした内容の保存先を選択します。

ステップ3、最後はコピーする内容を確認しましょう。メニューの「編集」をクリックして、コピーするファイルを確認・指定できます。メインフィルムだけをコピーしたい場合は、「メインムービーを選択」をクリックするといいです。
- メインムービーファイル+IFOを選択:メインムービーとDVDのインフォメーションファイル
- IFOファイルを選択:つまりインフォメーションファイル、メニューやチャプター、字幕・オーディオ等各情報が記述されています。
- VOBファイルを選択:mpeg2動画ファイル本体です。
- BUPファイルを選択:IFOのバックアップファイルです。ディスクの傷等でIFOファイルが読めなかった時にバックアップとして働きます。

ステップ4、設定・確認終わりましたら、画像のように、スタートボタンをクリックして、コピーが開始します。

DVD Decrypterでディスクへの書き込みをする
ステップ1、空のディスクをドライブに入れます。「モード」は「ISO」>「書き込み」を選択します。

ステップ2、コピーする時と似たように、「入力元」を焼きたいISOファイルを選択して、「出力先」をDVDの入ったドライブを選択します。

ステップ3、書き込み速度を設定して、スタートボタンをクリックして書き込みを開始します。

以上はDVD Decrypterのメインの使い方となります。このソフト自分が所有するDVDのバックアップを取りたい人、特定のリージョンでの再生制限を回避したい人、古いDVDや基本的な保護が施されたディスクを扱いたい愛好者、そして予算上の理由で無料のツールを求めるユーザーに特に適しています。しかし、開発停止にあたって、最新内容が対応しなくなって、迷惑と思っている方と、MacOSででもDVDのコピーをしたい方に、最適な代替フリーソフトをこれから紹介します。是非ご確認ください。
DVD Decrypterで満足しない場合の代替ソフト――🔥VideoByte DVDコピー🔥
DVD Decrypterは現在便利な日本語版を利用できますが、公式による開発が終了しているため、Windows7以降のOSとの交換性問題で、書き込みエラーなどが発生することはよくあります。また、DVDコピーガードの技術はどんどん強化されて、CPRM、CPPM、ARccOSのような新しいコピーガードが施されたディスクをDVD Decrypterでコピーしようとすると、失敗してエラーします。
そんな悩みを全て簡単に解決してくれるのが、今回紹介する「VideoByte DVDコピー」です。今の市販・レンタルDVDはもちろん対応して、長期・頻発な技術アップデートで、日々強化される最新コピーガードへの解除対応も完璧に行えます。そのほか、MacOSと新バージョンのWindowsも最適化対応しています。DVDのコピーをしたい!DVD Decrypterの更新停止で困っている方になら、是非おすすめしたい代替のフリーソフトです。
VideoByte DVDコピーとは?DVD Decrypterの代替品と成り立つ理由
VideoByte DVDコピーはDVDデクリプターと同じように、DVDのコンテンツをコピー、バックアップ、クローンするためのソフトウェアです。VideoByte DVDコピーは初心者でもすぐに使えるような使いやすい操作デザインと強力なコピー機能を提供しています。DVD動画をDVDディスク(DVD-5やDVD-9)、DVDフォルダまたはISOイメージファイルにコピーできます。
自作DVDほかにも、ARccOSのような頑固なコピーガード付きの市販・レンタルDVDも、CPRM付きの地デジ録画DVDも全て、VideoByte DVDコピーが搭載した強力な解除機能で全部解決しちゃいます。日本語バージョンの対応はもちろん、日本ユーザー向けの技術問題サポートも24時間対応しています。
DVD動画をDVDディスク/フォルダー/ISOファイルにコピーしてバックアップできるソフト
- 市販・レンタル・録画のDVD同時に対応
CSS、CPRM、CPPMなどの最新主流コピーガード解除を全対応!
- ソフトの永久無料アップデート・24時間の技術サポートが対応
- オリジナルのDVD品質を維持したままコピーする
対応OS:Windows 11/10/8/7/XP/Vista/MacOS 10.7から
VideoByte DVDコピーでDVDをコピーする
DVD Decrypterのように、「VideoByte DVDコピー」もコピー・書き込みのメイン機能を合わせて解説します。
ステップ1、パソコンに取り込みたいレンタル/市販/録画DVDをドライブに挿入して、VideoByte DVDコピーを起動すると、挿入されたDVDは自動に読み込みます。

- フルコピー:DVDディスクのファイルを全コピーする
- メインムービーコピー:主要なビデオファイルをコピーする
- カスタマイズコピー:自由にコピーするファイルを選択する

ステップ3、出力形式を選択します。この場合、2枚のDVDが挿入可能な場合は、まず直接空のDVDを入れます。そして「ターゲット」にそのディスクを選択します。1枚だけの場合は「ターゲット」 から「DVDフォルダ形式で保存 」や「ISO形式で保存」を選択して、「次」をクリックします。後はDVDメニュー設定して、コピー開始です。空のDVDを指定した場合は直接DVDにコピーし、それ以外の場合はDVD Decrypterのように、まずはイメージファイルに作成してから空のDVDファイルに書き込みます。

Youtube動画で解説!保護されたDVDをコピーする方法
以上は「VideoByte DVDコピー」を利用して、DVDのコピー・書き込みをする操作でした。DVD Decrypterに比べれば、コピーガードの解除が強いだけでなく、直接DVDへのコピーも対応します。DVDのバックアップに需要のある方には絶対嬉しい機能ですよね。このように、DVD DecrypterとVideoByte DVDコピーはいろんなところで差異があります。まだこの2つの無料ソフトのどちらかを選べばいいか迷っている方に、より読みやすい比較の一覧表も作りました。最後のまとめの部分までちゃんと確認しましょう!
よくある質問
DVD Decrypterは字幕・音声を設定することは可能か?
DVD Decrypterは指定のチャプターだけを抽出することは可能か?
DVD Decrypterでコピーができない・書き込みエラー?解決方法は?
- ディスクの清潔さを確認:傷や汚れがあると、正常に読み取れない場合があります。
- ドライブの更新:DVDドライブのファームウェアを更新することで、互換性の問題やバグを解消することができる場合があります。
- 書き込み速度を下げる:書き込み速度を下げることで、書き込みエラーのリスクを減少させることができることがあります。
- ソフトウェアの設定を確認:書き込みモードやその他の関連設定が適切に設定されているか確認します。
- 他のリッピングソフトウェアを試す:DVD Decrypterの代わりに、本文で紹介したVideoByte DVDコピーを利用してみて、問題が解消される場合があります(特にコピーガード解除失敗・OS互換性問題の場合)。
まとめ
DVD Decrypterは長い間、DVDコピーの愛好家たちに愛されて、その無料で便利なコピーガード解除能力やシンプルな操作性で注目されてきました。しかし、2006年の開発停止以降、新しいコピーガード技術や最新OSとの互換性の問題が浮上してきました。それに対して、VideoByte DVDコピーは最新のコピーガード技術への対応やMacOS、新バージョンのWindowsとの互換性、強化されたコピーモードなど、多くの強みを持っています。以下のテーブルで、DVD DecrypterとVideoByte DVDコピーを簡潔に比較します。
比較項目 | DVD Decrypter | VideoByte DVDコピー |
開発状況 | 開発停止 | 継続的な無料アップデート👍 |
最新コピーガードへの対応 | ✖️ | CPRM、CPPM、Disney's Fake、Sony ARccOS👍 |
OS互換性 | Windows 8/7 | Windows 11/10/8/7/XP (32/64 bit)、Mac OS👍 |
入力形式 | 古いレンタル・市販DVD | 最新なレンタル・市販DVDディスクやDVDフォルダ・ISOファイル |
日本語サポート | 非公式の日本語パッチが必要 | 公式日本語バージョン提供 |
カスタマイズコピーモード | 部分的 | 完全カスタマイズ |
DVDコピー品質 | オリジナル品質維持 | オリジナル品質維持 |
技術サポート | なし | 24時間対応 |
この一覧表を確認すると、VideoByte DVDコピーはDVD Decrypterに比べて多くの強みを持っていることがわかります。特に最新のコピーガード技術への対応や幅広いOSとの互換性、強化されたコピーモードなど、現代のニーズに合わせた機能が充実しています。DVDのコピー・書き込みを頻繁に行う方や、最新技術のサポートを求める方にとって、VideoByte DVDコピーは最適な選択と言えるでしょう。