【2024最新】DVD Decrypterの日本語化と使い方!書き込み手順徹底解説
- 香取 環
- 2024-09-10
「DVD Decrypter(DVDディクリプター)」は専門的なDVDコピー・書き込みソフトとして、開発が停止した2006年以降も世界中のファンに愛用されています。元々日本語に対応していないため、ソフトの使い方と機能が分からないユーザーもいるでしょう。そこで、この記事ではDVDディクリプターの日本語版を無料でダウンロードできる方法を紹介しながら、DVD DecrypterでDVDを手軽にコピー・書き込みする操作手順を公開します。さらに、DVD Decrypterの開発・更新終了によるDVDコピーガードが解除できない問題や、最新バージョンのOSに対応できなくなる状況に困っている方のために、便利な対処法と強力な代替ソフトの使い方についても紹介します。
「DVD Decrypter」とは?
DVD DecrypterはWindows専用のDVDリッピングフリーソフトです。コピーガード付きのDVDディスクの保護を解除し、簡単にDVDのバックアップを実現できます。DVDからISOを作成する機能だけではなく、空のDVDにデータを書き込む機能や、リージョンコードを変更するオプション、ユーザー操作禁止項目を除去するツールなども含まれています。高度な機能を搭載しながら、使いやすくて完全無料です。最初は英語のみ提供されているコピーソフトでも多くの人に利用されて、現在は日本ユーザーが開発した日本語版も利用できますので、開発が停止した2016年以降にも知名度が高いのです。
DVD Decrypterには3つのメインモードを持つ:
- FILEモード:DVDの中身を一括的にコピーし、DVDフォルダとしてPC上に保存します。
- IFOモード:DVDの主要なチャプターを自動的に選択し、好みに応じて調整することも可能です。
- ISOモード:読み込みモードはDVDをISOイメージに変換する機能で、書き込みモードはISOイメージをDVDディスクに書き込む機能です。
しかし残念ですが、コピーガードとその解除技術は日々更新していますので、開発が停止したDVDディクリプターは新しいDVDコピーガード技術が施されたものは解除できない可能性があります。また、Windows 10やWindows 11などの最新OSに完全に対応していないため、DVDコピーや書き込み作業中にエラーが発生して、公式サポートが終了しているため解決策を見つけるのも困難になります。
DVD Decrypterの利点と欠点
👍メリット:
- 一部のコピーガードがかかった市販DVDやレンタルDVDのコピーガードを手軽に解除する
- DVDのオリジナル品質を維持しながらのコピーが可能
- カットやエンコード(圧縮)などのシンプルな編集機能を備えている
👎デメリット:
- CPRM、CPPM、ARccOSなどの最新コピーガードに対応できない
- Windows 7以降のOSで使用する場合、動作中にエラーが発生する可能性がある
- ソフトの開発・更新が停止しているため、公式技術問題サポートは非対応
- macOSでDVDコピーをしたい場合は代替のソフトが必要
日本語版「DVD Decrypter」のダウンロードと使い方
DVD Decrypterソフトについてある程度理解した後、その日本語版をダウンロードして使用してみたいと思うかもしれません。しかし、そのプロセスは少し複雑に感じるかもしれません。ご心配なく、このセクションではDVD Decrypterを日本語化する方法を詳しく説明します。さらに、日本語版を使用してDVDディスクをコピー・書き込む方法についても解説します。
「DVD Decrypter」の日本語版を無料でダウンロードする方法
元々英語のみのDVD Decrypterに不便と感じて日本語版を求める方は多くいるでしょう。日本語版をお探しの方々のために、有志の開発者がDVD Decrypter向けの日本語化ファイルを開発し、無料で公開しています。ここでは日本語化ファイルのインストール方法と使い方について解説します。日本語版をインストールするためには、まず英語版のDVD Decrypterをダウンロードしてください。
ここをクリックして英語版のDVD Decrypterはダウンロードが始まります。(ファイル提供元:techspot)
ステップ1、「DVD Decrypter 3.5.4.0 日本語化ファイル」をダウンロードして、解凍したフォルダーから「ddec3540_jp.exe」を起動します。(ファイル提供元:日本語化工房)
ステップ2、ここからは2つの確認ダイアログが表示されます。「はい(Y)」を押して、次に進みます。
ステップ3、英語版のDVD Decrypterのインストール先を指定してください。デフォルトで検出しますが、保存先が違った場合は「参照」をクリックして、正しいフォルダーを選択しましょう。「OK」をクリックしたら、日本語版のインストールが開始します。
終了したら、DVD Decrypterの画面表記が日本語になります。
日本語版「DVD Decrypter」の使い方(DVDディスクのコピー・書き込み)
DVD Decrypterを日本語化する方法を理解した後、DVDディスクのコピー・書き込みを含む、日本語版DVDディクリプターの使い方を紹介します。
「DVD Decrypter」でDVDディスクをコピーするやり方
ステップ1、まずはコピーしたいDVDを入れます。そして、DVDディクリプターを実行してください。ディスクの内容をすべてコピーしたい場合は「FILEモード」、好きなチャプターだけコピーしたい場合は「IFOモード」を選択しましょう。
ステップ2、「入力元」からディスクを挿入してDVDドライブを選択してください。「出力先」からコピーした内容の保存先を選択します。
ステップ3、最後にコピーする内容を確認しましょう。メニューの「編集」をクリックして、コピーするファイルを指定できます。メインフィルムだけをコピーしたい場合は、「メインムービーを選択」をクリックしてください。
他の選択対応するコピーするファイル:
- メインムービーファイル+IFOを選択:メインムービーとDVDのインフォメーションファイル
- IFOファイルを選択:つまりインフォメーションファイル、メニューやチャプター、字幕・オーディオ等各情報が記述されています。
- VOBファイルを選択:mpeg2動画ファイル本体です。
- BUPファイルを選択:IFOのバックアップファイルです。ディスクの傷等でIFOファイルが読めなかった時にバックアップとして働きます。
ステップ4、詳細オプションの設定が終わりましたら、下記の画像のように、スタートボタンをクリックして、コピーを始めましょう。
「DVD Decrypter」でディスクへの書き込む方法
ステップ1、空のディスクをDVDドライブに入れます。次にメニューの「モード」で「ISO」>「書き込み」を選択します
ステップ2、コピーする時と同じく、「入力元」を焼きたいISOファイルを選択して、「出力先」をDVDの入ったドライブを選択します。
ステップ3、書き込み速度を変更して、スタートボタンをクリックして書き込みを開始します。
以上はDVD Decrypterの主な機能の使用方法です。このソフトは、自分が所有するDVDをバックアップしたい方、特定のリージョン(地域コード)による再生制限を回避したい方、古いDVDの基本的な保護を解除したい愛好者、そしてコスト・予算上の理由で無料ツールを探しているユーザーに最適です。
しかし、開発終了に伴い、DVD Decrypterは最新のディスク・コピーガードに対応しなくなるため、不便だと感じている方は下記の最適な代替ソフトのチュートリアルを読んでみましょう。macOS上でDVDコピーをやってみたい方にも役に立ちますので、ぜひ試してください。
コピーガード解除失敗時のDVD Decrypter代替ソフト——✨VideoByte DVDコピー✨
DVD Decrypterの使用中にDVDのコピー/書き込みに失敗するエラーが発生した場合、最新のコピー技術を持つ「VideoByte DVDコピー」を使用することができます。専門的な「VideoByte DVDコピー」はDVDディクリプターと同じように、DVDのコンテンツをコピー、バックアップ、クローンするためのソフトです。初心者から上級者まで、だれでも手軽に使える直感的なデザインと強力なコピー機能を備えていて、幅広いDVDディスク・パソコン(Windows・Mac)・近年のコピーガードの解除に対応します。DVD動画をDVDディスク(DVD-5やDVD-9)、DVDフォルダまたはISOイメージファイルにコピーできます。
自作DVDだけではなく、ARccOSのような頑固なコピーガード付きの市販・レンタルDVDも、CPRM付きの地デジ録画DVDも全て、便利な「VideoByte DVDコピー」が搭載した強力な保護解除機能で全部解決できます。日本語版ソフトはもちろん、日本ユーザー向けの技術問題サポートも24時間対応しています。DVDコピーをしたい時、今すぐ下記のマニュアルに従い、ソフトの無料お試しで機能を体験してみてはどうでしょうか?
DVD動画をDVDディスク/フォルダー/ISOファイルにコピーしてバックアップできるソフト
- 市販・レンタル・録画のDVD同時に対応
CSS、CPRM、CPPMなどの最新主流コピーガード解除を全対応!
- ソフトの永久無料アップデート・24時間の技術サポートが対応
- オリジナルのDVD品質を維持したままコピーする
対応OS:Windows 11/10/8/7/XP/Vista/MacOS 10.7から
「VideoByte DVDコピー」でDVDをコピーする方法
「DVD Decrypter」のように、「VideoByte DVDコピー」のコピー・書き込みのメイン機能を合わせて解説します。
ステップ1、パソコンに取り込みたいレンタル/市販/録画/自作DVDをドライブに挿入して、PCで「VideoByte DVDコピー」を起動すると、挿入されたDVDは自動に読み込まれます。
ステップ2、ディスクのロードが完成すると、コピーモード選択画面に入ります。ニーズに応じて、これらのモデルのいずれかを選択します。
3つのコピーモード:
- フルコピー:DVDディスクのファイルをすべてコピーする
- メインムービーコピー:主なビデオファイルをコピーする
- カスタマイズコピー:自由にコピーするファイルを選択する
ステップ3、出力形式を選択します。この時、2枚のDVDが挿入可能な場合は、まず直接空のDVDを入れます。そして「ターゲット」にそのディスクを選択します。1枚だけの場合は「ターゲット」から「DVDフォルダ形式で保存」や「ISO形式で保存」を選択して、「次」をクリックして、コピーを開始します。
空のDVDを指定した場合は直接DVDにコピーし、それ以外の場合は「DVD Decrypter」のように、まずはイメージファイルに作成してから空のDVDファイルに書き込みます。
これで「VideoByte DVDコピー」を使用して、DVDの複製・書き込みをする手順を紹介しました。「DVD Decrypter」に比べれば、コピーガード解除機能が優れているだけでなく、直接DVDへのコピーにも対応します。DVDのバックアップを取ってみたい方には役に立ちます。一方で、「DVD Decrypter」とは同じソフトではないため、代わりとしても異なる点が多少ありますので、この二つの無料ソフトの違いを見極めたい方のためには、より読みやすい比較一覧表も用意しました。最後のまとめまでしっかりとチェックして、最適なソフトを見つけ出しましょう!
「DVD Decrypter」と「VideoByte DVDコピー」 の比較表
この表で、「DVD Decrypter」と「VideoByte DVDコピー」を一目で明らかに比較します。
比較項目 | DVD Decrypter | VideoByte DVDコピー |
開発状況 | とっくに開発停止 | 継続的な無料アップデート👍 |
最新コピーガードへの対応 | ✖️ | CPRM、CPPM、Disney’s Fake、Sony ARccOS👍 |
OS互換性 | Windows 8/7 | Windows 11/10/8/7/XP (32/64 bit)、mac OS👍 |
入力形式 | 古いレンタル・市販DVD | 最新なレンタル・市販DVDディスクやDVDフォルダ・ISOファイル |
日本語サポート | 非公式の日本語化パッチが必要 | 公式日本語バージョン提供 |
カスタマイズコピーモード | 部分的 | 完全カスタマイズ |
DVDコピー品質 | オリジナル品質維持 | オリジナル品質維持 |
公式技術サポート | なし | 24時間対応 |
この一覧表によると、「VideoByte DVDコピー」は「DVD Decrypter」に比べて多くの強みを持っていることがわかります。特に最新のコピーガード技術への対応・幅広いOSとの互換性・高度なコピー設定のカスタマイズ・進化したDVDコピー機能が充実しています。DVDのコピー・書き込みを頻繁に行う方や、最新の技術サポートと日本語版のDVDコピーソフトを求める方にとって、「VideoByte DVDコピー」はまさに理想的な代わりソフトです。
「FAQ」日本語版「DVD Decrypter」に関連してよくある質問
DVD Decrypterを利用するうちに、ソフトの機能に詳しくない場合や不明エラーが頻発する場合、ぜひ下記の対策を参考にしてください。
1、Windows 10/11で「DVD Decrypter」は使えるのか?
一部の情報によって、DVD DecrypterはWindows 10/11に対応していないとされていましたが、実は最新のWindows環境でもこのソフトを起動できます。しかしながら、最新OSに対する最適化が施されていないため、Windows 10/11でDVD Decrypterを利用する場合はエラーが発生する可能性があります。これはWindowsバージョンアップデートに伴い、システムの仕様変更でエラーが誘発されるのは原因かもしれません。DVD Decrypterの開発が既に終了している今、手応えもありません。DVD Decrypterを利用する場合、突然の不具合でうまくDVDをコピーできない方は、「VideoByte DVD コピー」を利用しましょう。
2、「DVD Decrypter」は字幕・オーディオを自在に設定することは可能か?
DVD Decrypterを使用してDVDをコピーする際、ニーズに合わせて特定の音声トラックや字幕を選択して取り込めます。具体的には、DVDのストリームを選択するセクションで、ユーザーは好みに応じて特定の音声や字幕を選択または選択解除できます
3、「DVD Decrypter」は指定のチャプターだけを抽出することは可能か?
DVD DecrypterはIFOモードを使用して特定のタイトルセットを選択することが可能です。これは完全なチャプターの選択ではないが、特定のセクションのみをリッピングする際に便利な機能です。もしより高度なDVDコピーのチャプターカスタマイズをしたい場合は、やはり本記事で紹介したVideoByte DVDコピーのカスタマイズコピー機能を利用してみましょう。
4、「DVD Decrypter」でコピーができない・書き込みエラーの解決方法は?
コピーがうまくいかない、または書き込みエラーが発生する場合、以下の解決策でトラブルシューティングを試みましょう。
- ディスクの清潔さを確認:ディスク上の傷や汚れがあると、正常に読み取れない場合があります。
- ドライブの更新:DVDドライブのファームウェアを最新に更新することで、潜在的な互換性問題やバグを解消できる場合があります。
- 書き込み速度を下げる:書き込み速度を落とすことで、書き込みエラーのリスクを減らすことができます。
- ソフトウェアの設定を見直す:書き込みモードやその他の関連オプションが適切に設定されているか、もう一度確認しましょう。
- 他のリッピングソフトウェアを試す:DVD Decrypterの代わりに、本文で紹介したVideoByte DVDコピーを利用してみて、問題が解消される場合があります(特にコピーガード解除失敗・OS互換性問題の場合)。
まとめ
長年にわたって、DVD DecrypterはDVDコピーの定番ソフトとして愛用されて、完全無料で便利なコピーガード解除能力や使い勝手の良さで注目されてきました。しかし、開発停止以降、次々と登場する新しいコピーガード技術や最新OSによって、互換性と機能面の問題が浮上してきました。それに対して、「VideoByte DVDコピー」は最新のコピーガード技術への対応や最新のMac・Windowsとの互換性など、様々な機能を備えた優れたDVDコピーソフトです。