Windows10/11でDVDをダビングしましたが、パソコン以外のデバイスで再生できない経験はありますか?その原因は、DVD再生における重要な操作の一つ、「ファイナライズ」が行われていない可能性があります。では、そもそもファイナライズとは何でしょうか?そして、どうやってファイナライズができるのでしょうか?
この記事では、DVDのファイナライズの基本的な紹介から、ファイナライズしないと起こる問題、ファイナライズが必要なDVDの種類、DVDをパソコンでファイナライズする方法、およびDVD書き込み時にこの操作をより手軽にさせられる自動ファイナライズできる方法を2つご紹介します。これらの情報が、あなたのDVD再生問題の解決に役立つことを願っています。
ファイナライズについて
DVD ファイナライズとは
「DVDファイナライズ」は、DVDに書き込み可能なデータを整理し、そのDVDを作成した機器以外の機器でも再生可能にする作業のことを指します。具体的には、DVDに書き込まれた動画のデータが整理されていない状態であるため、他の機器で読み取れない場合があります。ファイナライズが完了していないDVDは、それを作成したパソコンやレコーダー以外の機器では再生をすることができません。
そのため、他の機器で読み取るには、ファイナライズによってディスク内にあるデータの範囲や記録状態などの情報を完成させる必要があります。作成したDVDが再生できないというトラブルを未然に防ぐことができます。
ファイナライズされていないDVDで起こりうる問題
DVDにおけるファイナライズの役割としくみを見てきましたが、そうしないと一体何が起こるのでしょうか?実は、DVDをファイナライズ処理を行わないと、以下のように多くの問題が起こる可能性が高くなります。
- 他のデバイスで再生できない:DVDがファイナライズされていない場合、そのDVDを作成したデバイスでしか再生できない可能性があります。
- 再生が不安定:一部の状況では、ファイナライズが完了していないDVDはビデオやオーディオの再生が不安定になる可能性があります。
- DVDを読み取れない:一部の状況では、プレーヤーはファイナライズが完了していないDVDを読み取ることができないかもしれません。
どのDVDをファイナライズする必要があるのか?
DVD種類 | DVDの特徴 | ファイナライズする必要性 |
DVD-R・DVD+R |
| 必要あり |
DVD-ROM |
| 必要あり |
BD-R/BD-RE(ブルーレイディスク) |
| 必要なし |
DVD-RW・DVD+RW |
| 必要あり |
パソコンでDVDをファイナライズする方法
DVDファイナライズの方法に関しては、Windows10とWindows11に大きな違いはないでしょう。どちらのオペレーティングシステムでも、DVDをファイナライズするために、内蔵機能またはサードパーティ製のソフトウェアを使用することができます。以下は、Windows10の内蔵機能を使ってDVDをファイナライズする方法の例です。ちなみに、DVDがファイナライズされたかどうかを確認する方法も説明しています。
Windows10でDVDをファイナライズする
Windows10のパソコンで作成されたDVD動画を、DVDプレイヤーなどほかのデバイスで再生する場合は多いと思います。実は、一部のパソコンでは、DVDの作成ではなく、ファイナライズ機能も備えています。ここでは、ファイナライズができるWindows10のパソコンで操作方法をご紹介します。
ステップ1、パソコンに空のDVDを挿入します。Windows10のエクスプローラー画面からDVDドライブを選択して、DVDをクリックします。それで、表示された画面で「ファイルをディスクに書き込み」を選択します。続いて、「CD/DVDプレーヤーで使用する」にチェックを入れて、「次へ」をクリックします。
ステップ2、書き込みたいISOファイルやMP4ファイルをDVDに移動します。動画の移動が完了しましたら、「書き込みを完了する」をクリックします。
ステップ3、「このディスクを準備します」の画面で、タイトルの作成や書き込み速度の設定を行います。完了しましたら、「次へ」をクリックして書き込みが開始します。書き込みが終わりましたら、ファイナライズされたDVDの作成作業が完了しす。
ファイナライズが完了したかどうかの確認方法
ファイナライズ処理を行ったが、成功に完了したかどうか心配する方も多いのでしょうか。ここでは、ファイナライズが完了したかどうかを確認できる方法を2つ紹介します。
- 他のデバイスで再生してみる:DVD作成に使われた別の機械で、DVD上の動画を再生してみてください。問題なく再生できる場合は、この前のファイナライズ作業が成功したことを意味します。
- パソコンを利用して確認する:パソコンにDVDを挿入し、エクスプローラーの「プロパティ」を開き、表示されたディスクの空き容量を確認します。空き容量が0KBになっている場合はファイナライズが正常に行われたことになります。
DVDを書き込むときに自動的にファイナライズする方法
Windows10のパソコンでは、エクスプローラーを使ってファイナライズ操作ができますが、成功にファイナライズしたかどうかを再度確認する必要もあります。最新のDVDレコーダーや専用のDVDオーサリングソフトを利用すると、音声の追加が終わったあとに自動的にファイナライズされるため、余計なステップでファイナライズする必要がなくなります。この章では、以上の2種類の方法を使って、DVDの最終仕上げの手間を軽減できる自動ファイナライズするやり方を紹介します。
オーサリングソフトでDVDを自動的にファイナライズする
1つ目の方法は、専用のDVDオーサリングソフトを使ってDVDを自動的にファイナライズします。オーサリングソフト、またはDVD書き込みソフトは、書き込み中に自動的にファイナライズされ、動画の素材を全部まとめてひとつのDVDに書き込めるツールで、パソコン上の各形式の動画ファイルをDVDに焼くときに使うととても便利です。ここで、「VideoByte DVD 作成」をおすすめします。
「VideoByte DVD 作成」は、MP4、MOV、MKV、WMV、AVIなど300以上の形式に対応しているDVDオーサリングソフトです。Windows10/11のパソコン上の動画を簡単な数ステップだけでDVDに焼くことができます。DVD作成中に自動的にファイナライズされますので、出来上がったDVDをDVDプレイヤーなどほかのデバイスですぐに再生できます。また、「VideoByte DVD 作成」では、字幕や音声を追加したり、動画をトリミングしたりなどの豊富な編集機能も搭載されています。さらに、結婚式のDVD作成や誕生日のDVD作成など、さまざまなテーマに対応したメニューテンプレートも内蔵しています。ソフトには無料の使用版もありますので、ぜひ一度ダウンロードして便利なDVD作成を体験してみてください。
MP4、MOV、AVIなどの動画を高画質でBD・DVDディスク/フォルダ/ISOファイルに書き込めるソフト
- あらゆる動画ファイルをBD・DVDに焼ける
- 強力的な動画編集機能を搭載
- DVDメニューをカスタマイズ
- ライブプレビュー機能搭載
対応OS:Windows 11/10/8/7/XP/Vista/MacOS 10.7から
「 VideoByte DVD 作成」でDVDをビデオに書き込む手順
ステップ1、ソフトを起動して、空のDVDをWindows10/11パソコンのDVDドライバに挿入します。「メディアファイルを追加」をクリックして、DVDに書き込みたい動画を追加します。
ステップ2、動画をカットしたり、クロップしたりなどの編集操作ができます。「適用する」をクリックして次の画面に進みます。
ステップ3、次に、DVDに焼く動画に出力する音声や字幕を指定します。指定が完了しましたら、「次へ」をクリックします。
ステップ4、必要があれば、ソフトが用意したメニューテンプレートを選択します。ここで、BGMやオープニングを追加することもできます。続いて、「焼く」をクリックします。
ステップ5、最後に、保存先ディスクや再生モードを選択します。「開始」ボタンをクリックすると、DVDへの書き込みが開始します。
ステップ6、DVDへの書き込みが完了するまで少し待ちます。この過程で、DVDのファイナライズが自動的に完了されます。書き込みが完了すると、出来上がったDVDをDVDプレイヤーやテレビなどで再生できるようになります。
以上は、「VideoByte DVD 作成」を使って、Windows10/11上の動画をDVDに書き込み中に自動的にファイナライズする方法でした。ソフトを使うと、ファイナライズだけではなく、DVD作成におけるトラブルを完全に回避できます。今すぐ無料の試用版をダウンロードして体験してみましょう。
DVDレコーダーの「ダビング終了後自動ファイナライズ」機能を使う
専用のDVDオーサリングソフトを利用する以外に、DVDレコーダーに付属される「ダビング終了後自動ファイナライズ」機能を使う方法もあります。大手レコーダーをはじめ、多くのレコーダーメーカーは現在、「ダビング終了後自動ファイナライズ」機能を機械に標準搭載するようにしています。自動ファイナライズ機能に操作はそれぞれのメーカーによって異なるが、基本的に提供されるファイナライズ機能を機械上で選択すると、簡単に操作できます。
ファイナライズについての質問
DVDはファイナライズ後に編集できますか?
DVDをファイナライズした後、それ以上編集することは通常できません。ファイナライズとは、DVDのデータを他の機器でも再生できるように最終化する作業だからです。ファイナライズの後、DVDの内容はロックされ、それ以上の追加や削除はできません。
しかし、ファイナライズされたDVDを編集できる専用のDVD編集ソフトもあります。例えば、これらのソフトを使ってDVDの内容を取り出し、編集し、最後に新しいDVDに焼くことができます。しかし、この場合、映像の質が落ちる可能性があり、より面倒です。もしDVDの内容を何回も編集するつもりなら、すべての編集が終わってからファイナライズしたほうがいいです。
DVDのファイナライズにどれくらい時間がかかりますか?
DVDのファイナライズにかかる時間は、DVDの内容、長さ、書き込み速度、使用する機器など、さまざまな要因によって異なります。一般的に、DVDのファイナライズには数分から1時間程度かかります。DVD-R(2層)ディスクの場合は、さらに時間がかかります。
ヒント:
ファイナライズ処理中は、電源を切ったり、ディスクを取り出したりするなどの操作はすべて無効になります。
ブルーレイにファイナライズは必要?
どのメディアのブルーレイにも最終処理という概念はありません。
ファイナル処理に似た機能として、データの追加や削除を防止する「クローズ」や、データの誤削除を防止する「プロテクト」処理などがあります。
まとめ
以上は、DVDのファイナライズと、Windows10/11のパソコンでファイナライズする方法についての紹介でした。特定の種類のDVDを使っている場合に、ファイナライズが必要で、そうしないと自由にDVD内の動画を再生できません。パソコンでDVDを書き込む際に、システムがファイナライズ機能を提供しますが、成功したかどうか確認する必要もあります。
Windows10/11でより簡単にDVDのファイナライズできる方法として、専用のオーサリングソフトを使ってDVD書き込み時に自動的にファイナライズする「VideoByte DVD 作成」がおすすめです。簡単な数ステップだけで、テレビでも視聴できます。一度ソフトをダウンロードして、DVD書き込み機能を体験してみましょう。